“離婚時に慰謝料請求をするための浮気調査は、婚姻関係がある間に行うことがおすすめです。

ただ、婚姻中は浮気に気付くことができなかった、離婚成立後に不倫の事実を知ることになったという人もいるでしょう。

そんな場合は、気付いた時点で浮気調査を依頼することを検討してみるのも良いでしょう。

離婚成立後に浮気調査をする意味や、調査依頼をする前に知っておきたい注意点などを簡単に説明していきましょう。

浮気調査は離婚後でも間に合うの？

離婚が成立した後では、浮気調査をしても意味がないのではないかと考える人もいるでしょう。

しかし、離婚が成立した後でも、3年間という時効が成立していなければ慰謝料請求を行うことができます。

3年の期間の起算点となるのは、浮気の事実を知った時点です。

そのため、離婚から時間が経過していても、状況によっては慰謝料請求が可能となります。

そのため、離婚が成立した後に、浮気が原因で離婚を切り出されたことに気付いた場合は、その時点で探偵事務所に浮気調査を依頼してみるのも良いでしょう。

確実な証拠があれば、離婚成立後であっても慰謝料を受け取れる可能性が生まれます。

離婚後の調査の注意点

離婚後に浮気調査を依頼する際に、知っておきたいことが、慰謝料請求を行えない可能性です。

慰謝料請求を行うためには、婚姻中に不貞行為が行われていたことを証明する必要があります。

異性とホテルに行っている証拠を押さえることができたとしても、それだけではその相手が婚姻中から付き合っていたのか、離婚後にできた恋人かを証明することはできません。

そのため、離婚後に慰謝料請求をしたいと考えるのであれば、婚姻中に浮気が行われていた証拠を掴めるかどうかを意識しておくことが大切です。

こうした状況を避けたいのであれば、浮気調査は婚姻関係が続いている間に行っておく方が良いでしょう。

離婚前であれば、不貞行為の写真などの証拠を用意するだけで、自分にとって有利な条件で離婚話を進められるようになります。

浮気調査とタイミング

婚姻関係がある間は気づかなかったのに、離婚が成立してから相手がずっと浮気をしていたことに気付くことは珍しくありません。

そんな場合は、その時点で浮気調査を考えてみるのも良いでしょう。

婚姻中から浮気が行われてたという証拠を入手できれば、離婚成立後であっても慰謝料請求ができる可能性があります。

ただ、慰謝料請求の成功率を高めたいのであれば、離婚が成立する前に浮気調査をしておくことがおすすめです。